犯人捜し

ある街で殺人事件が起きた。
殺されたのはカインという若い男性で、背後から左胸部を銃弾で撃ち抜かれて即死しているらしい。
少々クセのある性格で好き嫌いがハッキリ分かれるようなタイプらしい。
事故や自殺の線ではあり得ないと断定した警察は周辺住民から聞き込みを始めた。
その結果、容疑者候補としてリストアップされたのは
・被害者の家政婦 マナ
・被害者の親友 ジョシュア
・被害者の恋人 マリア

3人ともに殺害に至るような動機もなく、決定的な証拠も無い。このままでは迷宮入りかと思われたころ、小学生のマークは「ジョシュアが犯人」と決めつけた。
どうやら当たっていたようで、ジョシュアは逮捕。
事件は何とか無事解決したのだが、ジョシュアの隣にいたラドンはマークに対して敵意を向けたという。
一体何故マークは犯人がわかったのか？そして、何故ラドンはマークに敵意を向けたのか？

殺害が起きたのはゲームの中の話。
探偵役としてゲームのコントローラーを握るのは、ゲーム大好きなラドン。
ラドンには犯人がわからずゲームクリアは無理かと思われた矢先に、ネットで攻略サイトを検索し「ジョシュアが犯人」だと分かってしまったマークはラドンからコントローラーを奪いクリアしてしまった。
ゲームクリアを喜ぶマークだったが、ラドンは随分ご立腹。
それもそのはずネタバレ厳禁の推理ゲームでご法度の手段に出たマークに対して、ラドンは腹を立てたのだ。

「だってネットに書いてあるじゃん！」
「そんなの見たって面白くないよー！」