とある夜のお話。
大型旅客機が飛んでいる。
機体は電光に包まれている。
エンジンは4基全て炎を吹いている。
一体どうしてこうなったのだろうか?
転載元: 「電光千鳥」 作者: 彩雲 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4072
火山灰の中を飛んでいたため。
火山灰と機体の摩擦で静電気が発生し、
その放電によって期待は電光に包まれた。
火山灰がエンジンに詰まり故障し、
エンジンからは無秩序に燃料を燃やした炎が伸びていた。
火山灰は空調を介して機内に入り込んだため、
機内は煙たくなっていた。
旅客機に搭載される気象レーダーは水蒸気に反応するが、
火山灰には水分が含まれていないので、レーダーでは検知できなかった。
火山灰そのものは塵のようなものなので目視できる。
なので、着陸灯(※着陸の際に進路を照らす灯り。)を点けると薄い雲(のようなもの)が確認できた。
元ネタ:ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故
拙作絶海の飛行場からの脱出でCindyの仲間たちが乗った旅客機が遭難した原因の元ネタでもあります。