メイコは優秀な医者であり、人命を守ることに対して強い使命感を持っている。
ある時、飛行中の飛行機内で乗客が急病で倒れ、医者の治療が必要な容態になった。
機内にはメイコ以外に医者はいなかった。
だがメイコは、少し離れた場所で倒れた乗客の様子を気にしてはいたが、治療どころか診察することすらしなかった。
一体何故だろう?
転載元: 「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」 作者: 虎威 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3976
飛行機の操縦かできるのは、メイコだけだったから。
メイコが操縦していた自家用の飛行機には数名の客が乗っていた。
メイコは、自分にもしものことがあった場合を想定して操縦のできる客を1人乗せていたのだが、その1人が倒れてしまったので操縦の交代ができない。
いくらメイコが医者としての使命感に燃えていても、操縦桿を手放せば乗っている人すべての命を危険にさらすことになる状況だったので、そんな選択はできなかった。
メイコは間近の患者の容態を気にしつつも、口頭で応急処置の指示をするくらいのことしかできなかったのである。