童話の世界では親指姫と一寸法師は小さい者同士という事もあり、仲良しだ。その結束は童話の世界では語り種になっているほどである。
ある日のこと、そんな二人がツバメとスズメに乗せられて向かった先は一つの小屋。その小屋に住んでいるという白雪姫を退治するためだという。
一体どういう経緯でこんなことになったのか?
*要知識
*童話ますか?Q9の問題です。
転載元: 「【童話ますか?オマージュ】クチクシテヤル、イッピキノコラズ」 作者: 少女X (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3892
【要約】
悪い女王様に騙され、七人の小人たちを救出しなければと義憤に駆られたから。
【解説】
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだあれ?」
「それは白雪姫でございます。」
毎日くりかえし訊いていた質問、しかし今日かえってきた答えはくりかえしのものではなかった。自らの美貌こそがプライドだった王女様は嫉妬に狂った。
白雪姫という女を始末してしまえ!
しかし始末するのは簡単だが、自らの名声に傷がついてしまうことも好ましく無い。ひとまず白雪姫の情報を集めることにした女王様。その中に一つ、気になる情報があった。
「白雪姫は七人の小人と仲良くしている」
女王様は以前耳にした話を思い出す。
「一寸法師と親指姫は小さい者同士で仲が良く、助け合っている。」
もしかしたら…。女王様は件の二人をお茶会に招き、もてなした。二人の話しに親身になってくれた女王様に、二人が心を開き始めたところで女王様は話を切り出す。
「そういえば、知っているかしら?白雪姫という名の娘の所に、七人の小人たちが居るの。彼らは白雪姫に洗脳され、奴隷のように酷い扱いを受けているらしいわ。私たちはその噂を訊いて、彼女の近辺を調べ始めたの。けれど彼女は聡かった。すぐに自分が怪しまれている事に気付いたのか、小人達の姿が見えなくなってしまったの。おそらく地下室かどこかに隠してしまったのね。小人たちが危険な目に遭ってしまう恐れはあるのに、大義名分の方は無い、だから強制的に家の中を調べる訳にもいかなくて、手が出せなくて困っているの。どうすればいいのかしら。」
それならばと、二人は気炎を上げる。
「「僕(私)たちに任せてください!」」
二人は小人達を救出するため、ツバメとスズメに乗せられて白雪姫の住む小屋にむかっていった。