物体Xについて、アンナは今まで「X=X」を信じて疑わなかった。
ある日、アンナにとってその状況は「X=X/2」ではないか、と友人が言いだした。
両親を問い詰めると今度は母が「X=2X」であると主張したが、アンナを説得できなかった
その後父が「X=X+X」を提案し、アンナ・両親とも合意に至った。
結局は「X=X+0」になったのだが、アンナは満足した。
アンナは一体どういう状況にあるのだろう?
転載元: 「家族協定書:X」 作者: 惟澄 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/383
12/25が誕生日のアンナ。アンナの家ではクリスマスの夜と言えば、『Merry X´mas & Happy Birthday Anna!!』と書かれたプレートが乗った、大きなクリスマスケーキを家族皆で食べるのが恒例行事だった。
クリスマスの近付いたある日、その事を楽しみにしていると友達に話すと、「アンナ、かわいそう…誕生日ケーキとクリスマスケーキは、みんなは別々の日に食べるのよ。アンナのクリスマスケーキは半分誕生日ケーキだから、損してるのよ…」と言われてしまう。
衝撃の事実を聞かされたアンナは早速両親に聞いてみる。
アンナ「ねぇママ、わたしはみんなの半分しかケーキを食べられないってホント?」
アンナママ「違うのよ、アンナ…うちのケーキは特別なのよ。普通のおうちの2倍はある、キ◯フェボンのホールケーキを買ってるのよ…!」
アンナ「そんなのわかんないもん!わたしも1年に2つケーキ食べたい食べたい食べたい!!」
アンナパパ「…よし、わかった。それなら、今年からはケーキを2つ買ってくるよ。その代わり、2つめのケーキは1週間後にしよう。1日で2つもケーキを食べたら気分が悪くなってしまうからね」
アンナ「ホント!?やったぁ!パパ大好き!!」
こうしてアンナは今年から12/25のクリスマスケーキのほかに、1/1もケーキを食べられる日になったなで、大変満足したのでした。
物体Xは『X´masケーキ』。1/1のケーキはX´masケーキでもなんでもなくなってしまったが、アンナにとっては実に些細なことだったのです。