カメオ「喉が乾いたな。カメコ、コンビニで冷たいコーヒーでも買ってきてくれよ」
カメコ「え~ しょうがないな~」
カメオの言う通りカメコはコーヒーを買ってきたのだが、その後カメコは酷く後悔した。
なぜ?
転載元: 「思い出はほろ苦風味」 作者: Aspil (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3708
【要約】
病気を患って入院しているカメオ。カメオ言う通りコンビニに行って戻ってくると、そこに父の姿はなかった。外にいる間に父の容態が急変してしまい、まもなく息を引き取った。
カメコは、父ともっと会話しておけばよかった、感謝の気持ちを伝えておけばよかったと後悔した。
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カメコの父、カメオは数年前からガンを患っていた。既に全身に転移が進んでおり、医者からはもう助からないと言われていた。カメコはできる限り、父の傍にいてあげようと毎日見舞いに足を運んだ。
そんなある日のこと…
カメオ「喉が乾いたな。カメコ、コンビニで冷たいコーヒーでも買ってきてくれよ」
カメコ「え~ しょうがないな~」
これが親子の最後の会話であった。
言われた通り冷たいコーヒーを買ってくると、病室に父の姿はなかった。コンビニに行っている間に容態が急変したのだという。
そしてまもなく、父は息を引き取った。
そういえばさっき、コーヒーを買いに行く時に目も合わせずに病室を出ていってしまったことを思い出した。
もっと父の顔を見ておきたかった。もっと父に感謝の気持ちを伝えておけばよかった。
何も言わない父を前に、カメコは泣き崩れた。