今日は、水平中学の新年度、そしてクラス替え発表の日。
カメオはドキドキしながら、校内掲示板に足を運ぶと、
その途中、一冊の白紙のノートが落ちているのを見つけた。
誰が落としたのかなと表紙を見ると、密かに好意を寄せているカメコの名前が書かれていた。
カメオはがっかりした。一体なぜ?
転載元: 「カメオの恋路~春~」 作者: SM (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3583
【簡易解説】
ノートから、好意を寄せてる海亀カメコが出席番号1番と知り、
それよりも50音順の早い海亀カメオは、同じクラスではないと知ったから。
【解説】
今年こそ!同じクラスになるぞ!そう、狙うは学年のマドンナ、海亀カメコ!
僕と同じ、海亀という名字!これは運命に違いない!
しかし、1年も2年も違うクラスだった。ああ、これは神様の試練なのか。
4クラスあって同じクラスになる確率は25%
2年連続違うクラスだから、今年同じクラスになる確率は……関係なかった。25%だ。
しかしカメオはめげない。その25%を信じて自分の、そしてカメコのクラスを見に行く。
と、その途中一冊のノートが廊下に落ちているのが目に入った。
中身はまっしろだ。表紙を見る。
3年2組1番 海亀カメコ
なんと!これはまさしく運命に違いない!
几帳面なカメコは、もうノートにクラスと番号を書いているのか。そういうところも好きだ!
カメオのテンションはさらに上がる。カメコは2組、僕が狙うのも2組か!
そして名字が近いから席も近いはず!カメコは1番、ってことは僕は……0番!え、0!?
海亀カメコより50音順の早い海亀カメオは、同じクラスではないことを悟ってしまった。