「付き合うなんてムリムリムリムリかたつむり!」
と頑なに拒絶していた亀子は、ナメクジに遭遇したことがきっかけで、龜夫とデートすることになった。
一体なぜ?
アシカさんのリサイクルです。
転載元: 「【蝸牛ますか?リサイクル】切ない恋の歌」 作者: エルナト (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3293
貧しい家に生まれた海夫のことを愛していた名家育ちの片津亀子。
しかし身分違いの二人が結ばれることはない。
海夫と付き合うなんて、片津家の一人娘である亀子にはムリなのだ。
だから、ふと目に留まった、彼の家の壁を這っていたナメクジを理由に、亀子は海夫と別れを告げる。
つまりは遠回しに、お互いが結ばれる家柄にないのだということを伝えるために。
こんなナメクジがいるような家には住めないと、嘘をついて。
今日は、父が用意した縁談の日。
もはや、海夫と別れもう諦めは付いた。
どんな相手であっても、その人と結婚しなければならないことは、薄々気付いている。
相手の名前は龜夫さんと言うそうだ。
それ以外は、何も知らない相手。
せめて、良い人だったら、良いな。