マジックで一羽のハトを二羽にした離小島君。
右手に一羽。テーブルの上にもう一羽。
鼠屋敷さんは右手のハトを見て離小島君を賞賛した後、
テーブルの上のハトを見てガッカリした。
一体なぜ?
転載元: 「ハートフルマジック」 作者: ダニー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3211
私立第2メソポタミア幼稚園。
園児の離小島君はテーブルの上でお絵かき中。
「ちぇんちぇえ、みて。ぽっぽ」
離小島君の右手に持った紙にはハトの絵が描かれていた。
ちぇんちぇえの鼠屋敷さんはそのハトの絵を見て
(細かい毛並みや陰影まで、黒いペン一本だけで見事に表現している… 末恐ろしい子っ⁉︎)
「離小島君、上手に描けたねー。すごいねー」
心の動揺を抑えつつ、離小島君の絵を賞賛した。
「何で描いたの?」
「んーっとね、マジックペン」
その返事を聞いて鼠屋敷さんはさっきまで離小島君が絵を描いていたテーブルを見た。
テーブルにはさっき見たハトと寸分違わぬハトの絵。
離小島君が紙の上に描いたハトが下のテーブルに写ったのだった。
油性マジックがくっきり写ったテーブルを見て鼠屋敷さんはガッカリした。
その後、離小島君をグーでパンチした。
ちょっとスッキリした。