かくしごと

カメオの娘であるカメコが、久しぶりに実家に帰ってきた。
カメオは久しぶりにカメコが好きだった生姜焼きを晩御飯に作ってやろうと思い、買い物に出かけようとすると、カメコに引き留められた。
理由を聞いても「今お腹が空いてないから」などと言うが、どうみてもお腹は空いているようだ。
何かかくしごとをしている様子だ。
その時、アラーム音のようなものが聞こえたが、カメコは依然として黙っている。彼女が隠している事とは一体何なのか。

カメ太（カメコの父）
「カメコ、実家に戻ってくるなんて久しぶりだなー。カメオ（以下お爺ちゃん）も喜んでるよ。
ただお爺ちゃん、お前のことを自分の娘だと思いこんでで、またご飯作るとか言って外に出ていきそうになるんだ。孫なのにな。
それに今は料理なんか全然してないし、出来ないのに、、昔の事思い出してるんだろうな。
お母さんも今日は友達とカラオケに行く予定だからいないし…全く急に帰ってくるんだから。お母さん入れ違いだって悲しんでたぞ。
そうそう、晩御飯の準備は俺が買い出しに行くから、お爺ちゃんが出ていかないように悪いけど見張っておいてくれないか？
念の為、家の扉が開閉されるとアラームが鳴るようにセンサーを設置してあるから、鳴ったら出て行ってないか注意してくれ。それじゃあ、ちょっと出かけてくる。」