暗所でも著しく成長する野菜の開発目的は何?
転載元: 「vege-double」 作者: スクエア (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/3014
「国立野菜研究所の那須です。
本日はサブマリンコーポレーションとの共同開発をいたしました,「暗所でも成長する野菜」についての発表を行いたいと思います。
まず,従来の潜水艦は,酸素の枯渇および持ち込める食糧の限界などの理由から,長期間の潜水が難しいという問題点がありました。
原子力潜水艦と呼ばれる潜水艦では,周辺に大量にある水から電気分解により酸素を得るため,この潜水艦の発明により,酸欠の危険性は大きく減少しました。
しかし,それでもその複雑な機能の維持のために,2,3ヶ月に1度は浮上してのメンテナンスが必要であり,半永久的な潜水艦内での活動は難しい,というのが現状にあります。
そこで私たちが開発したのがこの野菜です。
この野菜の大きな特徴としては,光のない場所でも「光合成」に値する行為をできる所にあります。
この能力により,1人あたり5立方メートル以上の空間があれば,光の有無にかかわらず,その空間内の酸素濃度を一定に保つことができるようになりました。
また,野菜であるため,当然食べることもできます。
大型の潜水艦であればキッチンもついていますが,調理場のない比較的小型の潜水艦でも大丈夫なように,生で食べることもできます。
さらに,その成長速度も著しく,実を採集した翌日には新しい実をつけられるぐらいの成長力もあります。
「食べ飽きる」のは避けられないかもしれませんが,今回の野菜の発明で潜水艦での食糧枯渇の心配も大幅に減少させられるでしょう。
以上のような「暗所での光合成」および「著しい成長速度」を持ち合わせた野菜の発明により,
理論上は半永久的に潜水艦内で生活することができるようになった,と言えるでしょう。
なお,今回は「潜水艦内」の使用を想定していますが,同じ「狭い空間で長期間過ごす」という意味で,「ロケットや宇宙ステーション内」での使用も検討しています。
以上で,本日の発表を終えさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。」
続いてのニュースです。
国内の刑務所・拘置所に収監されている受刑者の人数が9万3千人に達し,従来の収容定員である9万2千人を初めて上回りました。
刑務所の新築や増築は近隣住民からの反発等により難しく,不況による犯罪者数の増加に対応できなかったものと見られています。
この事態を受けて,政府はかねてから議論していた受刑者の海底収容を許可しました。
重大犯罪を犯した受刑者については,今後少しずつ海底に移送される可能性があるとの事です。
続いてのニュースです。
海亀水族館で先日生まれたジュゴンの赤ちゃんはすくすく成長し…
<答え>
潜水艦(宇宙船)内の食糧および酸素の確保,または重大犯罪者の海底隔離