行列のできる名店として知られる鶯ラーメンは
年明けから桜が咲く頃までしか営業しないのだという。
一体なぜ?
なお、メロンパンと同じで鶯ラーメンに鶯は入っていないものとする。
(風木守人さんのリサイクルです。)
転載元: 「 【鶯ますか?リサイクル】うぐいすのなく頃に」 作者: ZENO (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2906
【一行解説】
「鶯ラーメン」は受験生相手の縁起物だから。
【お話】
某有名大学の側にあるラーメン屋「鶯ラーメン」。
昔は学生相手に商売をしていた、どこにでもあるラーメン屋だったが
ある年の受験シーズンに、その店名である「鶯=春告鳥」と
「春を告げる=合格する」という語呂合わせにちなんだ
新メニュー「鶯ラーメン」を販売した。
その「鶯ラーメン」はトンカツやらタコを具材に用いて
食後にはキットカットとお守りをおみやげに渡すという
洒落っ気が効きながらもまあデタラメなメニューなのだが
これがなぜか大ヒット。
「食べたら合格する」と次第に口コミで客足が増え、
数年前からは行列の出来る人気店となった。
ところがその人気とは裏腹に、店主には新たな悩みが生まれた。
受験シーズンとそれ以外の売上があまりに違いすぎるのだ。
そりゃまあゲン担ぎ以外でトンカツやタコの入ったラーメンなんて誰も食べない。
なら、いっそのこと受験シーズンだけ店を開けてレア感を演出しながら
それ以外の時期は別の商売したほうがいいんじゃね?
そう考えた店主は、「鶯ラーメン」を年明けから桜が咲く頃までの限定営業としたのである。