本当は半殺しにされたかった競馬好きのカメオは、ノリノリのウミオに殺意無く殺されてしまった。
一体なぜか?
※若干要知識?
転載元: 「恐怖の競馬」 作者: 灰色ヤタガラス (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2867
競馬で負けがこんで借金まみれになったカメオ。
カメオ(……しゃあねえ、当たり屋でもして、手っ取り早く金を稼いでやるぜ。競馬じゃなかなかうまくいかねえが、俺は本当は凄腕のギャンブラーだからな、当たり屋のギャンブルだってあっさり成功するに決まってらあ。くくく)
そうして交通量の多い道を選び、良さそうな車を物色し、目を付けた車の前に一気に飛び出す。
カメオ(ははは、てめえが誰か知らねえが、そのまま一気に俺を轢いて半殺しにしてみろや!)
ギリギリでブレーキをかけられるぐらいの、絶妙のタイミング。カメオは心の中で高笑いした。
ゴキ
嫌な音がした。
カメオの首の骨が折れる音だ。
車の運転手のウミオは、車のラジオの音楽にノリノリになっていて、カメオの存在に全く気付かなかった。
ウミオ「……ん、今何かいたか?まあいいや」
電柱に叩きつけられて即死するカメオを尻目に、ラジオにも車にも乗り乗りのウミオは機嫌よく去っていってしまったのだった。