ある日、北風と太陽が力比べをすることになった。
ちょうどそこに一人の旅人が通りかかったため、北風は
「旅人のコートを脱がせた方が勝ち」
というルールで太陽に勝負を持ちかけ、太陽もこれを受け入れた。
さて、先に挑戦することになった北風は早速全力で風を吹き始めた。
しかしふと
「このまま風を吹き続ければ旅人はコートを脱いでしまうだろう」
と気付くと風を吹くのをやめてしまった。
何故だろうか?
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以下のいずれかを満たした時に問題を終了致します。
① 2019年1月27日(日)23時59分59秒になったとき
② 未回答の質問が無い状態で24時間経過したとき
転載元: 「北風に負けないハートのかたち」 作者: TATATO (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2802
とある曇りの日にその勝負は行われた。
北風が強く吹き始めると旅人はコートを吹き飛ばされないようにコートを押さえ付けた。
なおも北風は暫く吹き続けたが、ふと周囲の雲を吹き流してしまっていることに気付いた。
雲間から太陽が大地を照らし始める。
このままでは太陽が旅人を照らし、直射日光の暑さによって旅人はコートを脱いでしまうだろう。
強い風で旅人のコートを吹き飛ばして「脱がす」ことが出来れば北風の勝ちだが、
旅人が暑がって自分からコートを「脱いでしまう」ようであれば太陽の勝ちだ。
そう考えた北風は、負けを回避するために風を吹くのをやめてしまった。