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【鶴ますか?リサイクル】ツルツル頭を撫でたくて

[ウミガメのスープ]

いつも父にピタリとくっついて蕩けるような笑顔を見せていた娘が、
クレーンゲームをやってから頭を撫でる事さえ許してくれなくった。
一体どうしてこんなことに?
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つのめさんの問題文のリサイクルです。


出題者:
出題時間: 2019年1月13日 15:16
解決時間: 2019年1月13日 16:31
© 2019 TATATO 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【鶴ますか?リサイクル】ツルツル頭を撫でたくて」 作者: TATATO (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2773
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最近駅前に出来たゲームセンター。
中学生の娘は、そこのクレーンゲームの景品のぬいぐるみがどうしても欲しいらしい。
彼女は最近ちょくちょく友人とそのゲームセンターに出向いては、
クレーンゲームにお小遣いを投じているようだ。
しかしなかなか景品が取れず、
よく私に身を擦り寄せては甘えるような笑顔で追加のお小遣いをせがんでいた。

(ここは父親の腕の見せ所か)

そう考えた私は、ある日の会社帰りにゲームセンターへ赴いた。
早速クレーンゲームにトライ。
かつて鳴らした腕は衰えておらず、一発で景品を入手することに成功した。
これを渡せば娘も喜ぶに違いない。
そんな期待を胸に、家路を急ぐ。

帰宅後、すぐに娘の部屋へ向かう。

「ほら、お前が欲しがっていたやつ。取ってきたよ」

そう言ってぬいぐるみを娘に渡す。
無言でそれを受け取る娘。
ついでに頭を撫でてやろうとして娘の方に手を伸ばし……

「ちょっと、触んないでよ」

その手を、振り払われた。
しばし呆然とする私の前で、バタン、と部屋の扉が閉められる。
数秒そこで立ち尽くした後、私は全てを理解した。
娘のあの笑顔は、お小遣いのためだったんだな。
ぬいぐるみを入手した今となっては、私に媚びを売る必要は無い。
……つまるところ、そろそろ父親を忌避する年頃なのだろう。

私は娘の部屋を後にした。
泣きながら。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy