恋人のウミオが震えながら浴場を出てきたので、カメコは洗剤とブラシを床に置いて湯船の蛇口を開いた。
浴場から消えてしまったのは何?
⁂問題制限はありません。
転載元: 「僕の悪い癖 」 作者: つのめ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2714
答えダイイングメッセージ
「カメコさん。男性浴場の蛇口からあなたの指紋が見つかりました。ラテオさんはあなたが殺したんですか?」
「はい…。私が殺しました。」
「あなたがラテオさんを撲殺し、業務中の事故だと偽装する為に洗剤とデッキブラシを床に置いて湯を流しっぱなしにした。そうおっしゃるのですね?」
「何が言いたいんですか?」
「いえ、少し疑問があるんですよ。皆さんからお話を聞いたんですが、あなたがラテオさんと仲が悪いなんて誰も言わなかった。
そして、皆さん口を揃えてこういうんですよ。仲が悪かったのはラテオさんとウミオさんだ。と。
カメコさん、あなた何か隠し事をしていませんか?」
「いいえ!隠し事なんて!
私です、私が犯人です!」
「ラテオさんが亡くなる前にウミオさんといつもより激しく大きな声で口論しているのを聞いた方が何人もいるのにですか?」
「…ッ!!?」
「口論の後、顔を青ざめさせたウミオさんをあなたは強引に早退させたそうですねぇ。何故ですか?」
「それはっ、か、彼の体調が心配で…。」
「ふむ、あくまでも犯人は自分でウミオさんは関係無いと?」
「だから、さっきからそう言っているじゃないですか!」
「そうですか。ではウミオさんにも聞いてみましょう。」
「えっ…」
「僕の部下がウミオさんを迎えに行っているんです。そろそろ、到着する頃だと思いますよ?ほら、あそこに。」
「そ、そんな…。ウミオさん…。」
「水平さん!犯人確保してきましたァ!」
「海亀くん、まだ犯人だと決まった訳ではありませんよ。」
「そうでした、つい。」
「警部さん、俺がやりました。」
「ウミオさん!?」
「カメコちゃん、もういいんだ。俺のやってしまったことは俺が償わなきゃいけない。」
「でもっ!」
「ありがとうカメコちゃん、だけど、ごめん。俺、全部話すよ。」
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「しかし、どうして女ってのはあんなことするんでしょうね?どうせバレるんだからやらなきゃいいのに。」
「それが人の心というものですよ。」
「そういうもんなんですかねぇ…。あ!そうだ!仕事も終わったことですし、花の黒でぱーっとやりませんか?もちろん、水平さんの奢りで。」
「良いですよ。行きましょうか。」
「やった!さすが海亀さん!」
「まったく、調子のいい人ですねぇ。」
フフフ
ハハハ
おしまい