思い込みの強い彼女は、彼が変わり者だったので、自分も変わり者の様に振る舞った。しかし、自分が変わり者ではなかったと知ると、彼に嫉妬した。一体どういう事?
転載元: 「変わり者にも流儀あり」 作者: 水槽先生 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/271
彼女はとあるサイトで『箱庭先生』として活動していた。彼女にはある悩みがあった。
それは、『箱庭先生さん』と呼ばれない事だ。この名前にしたのには(少なくとも彼女にとっては)深い理由があったし、プロフィールに「箱庭先生さんと呼んでください!」と書いているのに、箱庭先生もしくは箱庭さんとしか呼ばれたことが無かった。
そんな彼女はある時、『水槽屋さん』という人にコメントをもらった。「箱庭先生さん、応援してます!」と。その内容自体は彼女の興味をさほど引かなかったが、彼女は「箱庭先生さん」というところに注目していた。どうやら彼も、水槽やさんさんと呼んで欲しい、らしい。それを知った彼女は、彼女なりのお礼として「水槽屋さんさん、ありがとうございます!」と返した。
時が流れ、彼女は何気なく水槽屋さんの作品を見てみた。そこには、「水槽屋さんさん、応援してます!」と言ったコメントが大量に並んでいた。『水槽屋さん』には、自分と違ってちゃんとプロフィールを読んでくれている人がたくさんいる。という事は、プロフィールをちゃんと読むファンがたくさんいるのだろうと考え、彼女は、彼に嫉妬したのだった。
要約解説:『さん付けしにくい名前』の彼女が同じく『さん付けしにくい名前』の彼にさん付けで呼ばれたので彼女もそれを返した。しかし、彼にはさん付けで名前を呼んでくれる人が多くいたので肩書きにこだわる彼女は嫉妬したのだった。