おばあちゃんが自分のことを深く愛してくれているのだと男が気付けたのは、幼少期におばあちゃんが自分の目を見てくれない時期があったかららしい。
なぜ男はおばあちゃんが自分を愛しているのだと思ったのだろう?
転載元: 「目を見てこれからの事を話そう」 作者: つのめ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2540
【自分の為に手話を覚えようとしてくれていたのだと気付いたから】
ある所に好奇心おうせいな坊やがおりました。
坊やは気になった事をひたすら周りの大人にたずねます。
「ねぇ、お父さん。どうしておばあちゃんは僕の目を見て話してくれないの?」
「それはね、お前の話をよく聞くためさ。」
「ねぇ、お母さん。どうしておばあちゃんはお散歩中に話をしてくれないの?」
「それはね、あなたと手を繋ぎたいからよ。」
「ねぇ、おばあちゃん。どうしておばあちゃんはお話が苦手なの?」
「それはね、まだ坊やとお話するのに慣れていないからよ。」
「よくわかんないや。」
周りの大人は言いました。
「今はまだわからなくていいんだよ。
色々な事を知って、色々な考え方に触れなさい。
坊やがこれから出会う不思議は必ず坊やを成長させてくれるから。」
障害に気付かない環境で育った坊やがおばあちゃんの愛に気付くのは、もう少し先のお話。
とっぴんぱらりのぷう。