新ラテシン　なんだか蠅みたいなお名前ですね

oh～私は親切な魔法使いなのです。
いつも継母と意地悪な姉たちにイジメにもめげず
黙々と家事を1人でしているシンデレラを舞踏会に連れて行ってあげようと
奇麗なドレスと馬を差し上げたのですが
カボチャの馬車とガラスの靴も付けて欲しいだなんておかしなことを言うのです。

しかもシンデレラは勝手に12時になると帰って来たのです。

一体この子は何がしたいのです?

私はシンデレラ。
いつも継母と意地悪な姉さま方にイジメられていても
めげずに生きる悲劇のヒロインよ。

私はいつも可哀そうとか大変ねと人から可哀そうに思われるように生きてきました。
そうすると見知らぬ人は私に親切にしてくれるのです。

魔法使いさんは私にお城への舞踏会に連れってってくれたし
王子さまはカボチャまみれで現れた私をせっかくの舞踏会に来たのに
不幸にまみれたと思ったのか可哀そうと思いダンスに誘ってくれた。
でも羨望の眼差しが嫌ですぐ帰って来たけどね

それよりもあぁ同情されることのなんて心地のいいこと
私がちょっと頑張るだけでみんなはとても憐れんでくれるし優しくしてくれる。

だからね魔法使いさん、
私は幸せになるつもりはないの。
王子様のお妃さまになったら、だれも私を可哀そうだなんて思わないじゃない?

それよりもガラスの靴を履いて傷だらけになった方がみんな関心を持ってくれるのよ

まぁお姉さまがまさか自分の足を切るとは思わなかったけど
でも介護対象が増えて私はもっと可哀そうな子でいられるの。

じわじわと弱るお姉さまの面倒を見ながら
シンデレラは優しい子だね～って言われるの。

きっとそれは素晴らしいことでしょ？(´°ω°)　　　　　oh～(ﾟдﾟ；)