物忘れの激しいイサナという男が居た。
ある日、彼は自分で食べるためにケーキを買って帰り、食べた。
ハッキリと「ケーキを食べた」ということを覚えており、
実際にケーキを食べたにもかかわらず、
『実はまだ冷蔵庫にそのケーキがあるのではないか?』
と考えキッチンに向かい、当然の如く存在しないケーキにガッカリした。
一体何故彼はケーキがあると期待したのだろうか?
転載元: 「ケーキはどこへ消えた?」 作者: りんね (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2477
病的に物忘れの激しいイサナは自分の行動を一つ一つメモに取っていた。
しかしある日、「ケーキを食べた」という事をメモに取る事を忘れてしまったため
ハッキリと記憶にあるにもかかわらず、本当に正しい記憶なのか自信が持てず、
自分の記憶よりメモを信じ、ケーキを食べ忘れたことに期待したのだった。