あるものを見て、クラスメイトは「広島だ」と言った。
カメオは違うと思い、正しい答えを言った。
彼らは何を見た?
転載元: 「まあ、たまたま知ってただけなんだけどね」 作者: 彩雲 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2425
これは社会の授業でのお話。
今日はアジア太平洋戦争の終戦あたりを学ぶ時間だ。
そんな時、先生が一枚の写真を見せた。
一面の瓦礫の山の写真だ。
先生はこれがどこの写真かを児童に尋ねた。
児童A「広島だと思います。」
児童B「広島」
児童C「僕もそうだと思う。」
しかし、カメオにはそれと似たようなものを本で見た記憶があった。
カメオ「いや……多分、東京じゃないかな?」
先生「お、よくわかったね。」
そう、その写真は東京大空襲の後の東京の写真だったのだ。
そして、次に先生が見せたのが、原爆投下後の広島の写真。
原爆投下後の広島も、東京の写真と同じような瓦礫の山だった。
先生「東京がこんなふうになった時には、爆弾が何万発も落とされたの。
でも、広島はね、たった1発の原子爆弾でこんなふうになったの。
しかも、それだけじゃなくて……」
先生の話はなおも続く。
東京大空襲で使用された爆弾は36万1300発、重さにして、1783トン。
広島で使用されたのは、原子爆弾"リトルボーイ"1発、そのウランの質量はわずか65kg。
焼失面積の差(東京41平方km、広島13.2平方km)こそあれ、
原子爆弾がどれほどの破壊力を持っているのか
2枚の写真は、それを示すには十分な資料であった。