「帰ってきて部屋に啄木鳥が居たら、カメオはきっと驚くだろうな」
そう思ってペットショップで一匹の啄木鳥を購入したカメコは
その啄木鳥を家に連れ帰ることなく森に逃してしまった。
一体何故だろう。
(エルナトさんのリサイクルです。)
(鳥獣保護管理法とか動物愛護法といった関係の法律は無視でお願いします。)
転載元: 「【啄木鳥ますか?リサイクル】森へお帰り。ここはおまえの住む世界じゃないのよ。」 作者: ZENO (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2400
【要約】
カメオにさらに上を行く悪戯をされたカメコは
啄木鳥程度の悪戯では恥ずかしくて連れ帰れなかった。
【お話】
カメコとカメオは似た者同士カップル。
お互い相手の隙を狙っては悪戯を仕掛けて、勝った負けたを競い合う
傍からみれば「ご馳走さま。」とか「お幸せに。」とか「爆ぜろ。」とか
まあそういった間柄。
さて、問題文のとおり、ある日カメコは
「帰ってきて部屋に啄木鳥が居たら、カメオはきっと驚くだろうな」
と思い、ペットショップで一匹の啄木鳥を購入しました。
しかし諸手続の関係で、引渡は数日後になるとのこと。
「仕方ないわね、それまでに家の中をくまなく調べて、一番カメオが驚く方法を考えましょう。」
とそんなことを考えながら自宅のドアを開けたところ、
「パオーン!」
これにはさすがのカメコもしてやられました。
似た者同士とはいえ、いくらなんでも象はない。象はないわ。
カメオ「驚いた?ちょっとFXで一億儲かったから買っちゃったわ。」
カメコ「・・・ないわー。」
そんなこんなでカメオの悪戯は大成功。
カメオ「そういえば帰って来た時、何か企んでる顔してたけど、何かあるん?」
カメコ「・・・ううん。何にも。」
この勝負は素直に負けを認めたカメコは、
「さあ、森へお帰り。ここはおまえの住む世界じゃないのよ(象には勝てない的な意味で)
と啄木鳥を森へ帰したのでした。
実はこのカメコ、世間では天才女流詩人と名高い「進泥川啄木鳥」の筆名を持つ詩人。
せめてもの腹いせに、ハロウィンに出版する詩集に悪戯を仕掛けて
ささやかながらカメオに意趣返しをするのですが、それはまた別のお話。