毎日のように病院に通っていた不登校の中学生の女の子が今日は1年ぶりであろう制服姿で笑っていた。
その翌日、女の子は自殺した。
彼女はいったいなぜ笑い、翌日に自殺してしまったのだろうか、状況を解明して欲しい。
転載元: 「その制服はいつぶりか」 作者: 東雲篠葉 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2330
今日は女の子が好きだった幼馴染の男の子のお葬式だった。
男の子は病気を患い入院し、女の子は病院に毎日お見舞いに通っていた。
だが、病気の回復を願うお見舞いと見せかけて、本当のところはお見舞いの時に持っていく食べ物に少量の毒を混ぜ少しづつ男の子弱らせていくために通っていたのだ。
かつて女の子は男の子に告白したところ、断られた挙げ句、男の子が友達にその事を話したのか学年中に広まり、からかわれ、いじめにまで発展したため不登校になり、そのことを根に持っていた女の子が復讐を実行したのだ。
女の子の仕込んだ毒が原因か、はたまた病気が原因かは分からないが、男の子が死亡し、1年ぶりに着たであろう中学の制服を参加した葬式ではひっそりと笑っていた。
しかしそこで、男の子の両親から男の子が最後に書いた女の子への手紙を渡された。
中には告白の時こっそり友達に見られていて恥ずかしくて断ってしまったこと、からかわれたりいじめにあっているのに怖くて助けてあげられなかったこと、またそのことをずっと口では言い出せなかったことや、お見舞いの感謝が綴られており、最後には本当は好きであったことが書かれていた。
それを見た女の子は大いに自分のしたことを後悔し、翌日男の子の後を追うように自殺した。