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半年越しの殺意

[ウミガメのスープ]

半年前、私は彼と別れ、子供と2人で生活をし始めた。

別れることに異論はなかったし、この半年間一度も彼を恨んだことはなかったが

今日、町中で歩いている彼を見つけたとき、彼の殺意に気が付き、絶望した。一体なぜ?


出題者:
出題時間: 2017年10月27日 9:22
解決時間: 2017年10月27日 19:22
© 2017 白露もみじ 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「半年越しの殺意」 作者: 白露もみじ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/22
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1行:助けを呼びに無人島から出て、死んでしまったはずの彼が生きていたから、救助を呼ばす見捨てるつもりだったと気が付いた

半年前、私と夫と子供の3人は船の遭難事故に巻き込まれたが、3人とも運よく無人島に流され、一命をとりとめた。

無人島でサバイバル生活を送りながら、救助を待っていたが、船が一切通る気配がない。

そこで、夫である彼はいかだを作り、救助を求めて、海原に出ることになった。

私は子供がいたので、彼に全てを任せて、無人島に残った。

「絶対救助を呼ぶからな。少しだけお別れだけど、みんな生きて帰ろうな」

しかし、どれだけ待っても救助はこなかった。彼は死んでしまったのだろうと思った。

2人の子供という唯一の希望を捨てきれなかった私は、絶望しながらも、無人島で生き延びた。

半年たったころ、私たちは、たまたま通りかかった漁船に救助され、帰還することができた。

そして今日、まちなかで、ふつうにせいかつしているかれをみかけた

どうして?ワタシタチヲミステタノ?アノママシンデホシカッタ?

私は絶望するとともに、つよい殺人衝動にかられた。

コロシテヤル

「ままー?どうしたのー?」

私は子供の声で我に返った。そうだ、この子がいるんだ。迷惑を掛けてはいけない。間違えてはならない。

彼の姿はすでに人混みの中に消えていた。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy