出張が決まり、せっかくなので妻を連れて行くことにした離小島君。
先に着いて現地をまわっていた妻と合流し、
宿泊先のホテルに荷物を置いて取引先へと向かう。
なんやかんやで取引先での仕事が終わり、帰宅の準備を始めた離小島君は
妻と一緒にトランクの中へそこら辺にあるなんの変哲もない石を入れた。
一体なぜ?
転載元: 「愛のメモリーストーン」 作者: ダニー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1944
「出張・・・ですか」
上司から1泊2日の急な出張を言い渡された離小島君は、
その時に妻も連れていこうと思った。
3日前に首を絞めて殺した妻。
腐敗を防ぐために血抜きをし旅行用のトランクに詰めて、
ドライアイスを定期的に入れていたのだが、
遺体の処理をどうするか悩んでいた。
妻の入ったトランクをそのまま出張に持っていく。
移動手段は飛行機。空港でトランクを預けて飛行機に乗り込む。
現地の空港で他の荷物と一緒にベルトコンベアでぐるぐると
回っていた妻入りトランクを受け取り、宿泊先のホテルへ向かう。
ホテルに着いたらトランクを開け、そこに新しい保冷剤を入れて
出張の目的である取引先へと向かった。
淡々と仕事をこなし、仕事を終えたその夜。
深夜に帰り支度を整え、トランクを持って山中にある湖に向かう。
その湖に妻ごとトランクを沈め、浮いてこないようにするため、
妻と一緒にトランクの中に石を詰めはじめた。