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【蝉ますか? リサイクル】「プール行くぜ!」「いいね!」

[ウミガメのスープ]

日曜日、近所の市民プールに遊びにやってきたカメオたち数人。
暑さを忘れられる楽しいひととき。
しかし、外の蝉の声が大きくなってくると、彼は予定よりも早い時間で切り上げて帰ってしまった。一体なぜ?

灰色ヤタガラスさんの問題です。


出題者:
出題時間: 2018年7月18日 23:31
解決時間: 2018年7月19日 0:15
© 2018 生姜蜂蜜漬け 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【蝉ますか? リサイクル】「プール行くぜ!」「いいね!」」 作者: 生姜蜂蜜漬け (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1894
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地元の市民プールが廃業してから数年。
そこは「出る」ことで有名だった。
カメオやその友人たちは、肝試しと「いいね!」をもらうためにやってきた。

そこで知ったことは2つ。
本当に「出る」ことと、
自分たちは「出られない」こと。

扉は開かない、窓の向こうは真っ暗、変な声が聞こえると3拍子揃った、
ホラーゲーム的異空間に閉じ込められて数時間。
追いかけられて疲弊していたカメオの耳に、突如届いた蝉の声。
「外」に通じていると直感したカメオは、音の出所を必死で探す。
壁が崩れてできた小さな穴をはいずり、差し込んだ光にカメオは目をくらませた。

気が付くとカメオは市民プールの入り口に倒れていた。
蝉の鳴き声、夕方のチャイム、子供たちの騒ぐ声。
どうやら現実に戻ってこられたらしい。
時計を確認したら、来た時から1時間も経っていなかった。
あれは夢だったのだろうか。いや、そうに違いない。夢だったのだ。
自分に硬く言い聞かせると、カメオは振り返ることなく足早に去っていった。

帰ってきたのが自分だけだったと気づいたのは、家に帰って清めの塩をまいた後だった。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy