お金に困ったカメコは、いざという時のために保管していた
「番号がゾロ目の千円札」を、相場より少し高い金額で売った。
しかしカメコはつい最近まで、その千円札の番号がゾロ目で、
それが珍しいものだということを知らなかったそうだ。
一体どういうことだろう?
転載元: 「幸」 作者: 人参 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1837
【解説】
カメコは10歳のときタイムカプセルを埋めることになり、
手紙とともに10年後の自分に贈るものを入れることにした。
カメコは将来の自分がお金に困るかもしれないと考え、
お小遣いを貯めて千円札をタイムカプセルに入れた。
その千円札がゾロ目であることに気づいたのは掘り起こした後だった。
【補足】
タイムカプセルには次のような文が添えられていた:
20さいのカメコさんへ
元気ですか?
わたしは元気です。
20さいのあなたは何をしていますか?
おはなやさんになれましたか?
もうけっこんしましたか?
お金にこまっていませんか?
もしものために千円さつを入れておきました。
お金にこまった時に使ってください。
10さいのカメコより
カメコも少しは感慨深いものを感じたとは思うのだが、お金が足りないものは仕方がない。
10歳の自分に甘えて千円札を売ることにした。
なお、長年地中の密閉容器に入っていた千円札は非常に状態がよかったため、
相場より少し高く売れたという。