ある潰れかけの桶屋が一転大金持ちになった。
そのきっかけは、町中のネズミの数を数えたことだという。
一体どういうことだろう?
転載元: 「フェルミ推定」 作者: 人参 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1732
【前提】
風が吹く→砂が舞う→盲目の人が増える→三味線が売れる
→ネコが減る→ネズミが増える→桶がかじられる
【解説】
風のよく吹く町で桶屋をはじめた男。
しかしどういうわけか儲からない。
「風が吹けば桶屋が儲かるんじゃないのか?」
男は原因を調べることにした。
桶が売れるのはネズミが桶をかじるからだ。
男はネズミの数を数えることにした。
町中を歩き回ったが、ネズミは全然多くない。
何故だろう。そう言えばネコはやたら見かけた。
ということは三味線が作られていないということだ。
一方、風のおかげで盲目の者が増え、三味線の需要は高まっている。
男は商機を見出した。
男が売り出した三味線は飛ぶように売れた。
さらにネコが減った効果でネズミが増えて桶をかじり、
本業の桶屋の売上も上がるというシナジーを生んだ。
結果、男は大金持ちになったというわけである。