カメオの学校で落書き事件が起こった。最初の聞き取り調査では自分の犯行を否定していたカメオだったが、落書きを見ると自分がやったのだとみんなの前で告白した。もしカメオが実際には落書き犯では無いとしたら一体何故?
転載元: 「ラクガキウミガメ」 作者: かきくりーむけろっこ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1622
落書きが離れ離れになってしまったかつての親友にしか描けない物で、その親友が自分を探す為に描いたものだと思い、見つけてもらおうとした為。
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カメオとウミオは幼い頃、一緒に遊んでいた親友であった。お互いをアダ名で呼んでいて本名を知らないまま、ウミオは遠くの街に引っ越し、離れ離れになってしまった。
中学入学を機にかつて住んでいた街に戻ってきたウミオ。カメオは順当に行けば自分と同じ中学に居るはずであるが、成長期の男子ゆえに面影から探すのにも限界を感じていた。ウミオは策を考えた結果、カメオと二人で作ったトレードマークを校舎の壁にでかでかと描いた。
そのマークを見た瞬間、カメオの脳内にウミオとの思い出が駆け巡った。そしてすぐにウミオが落書きをしたこと、そしてその目的を察した。自らがウミオの親友だと示す為、カメオは全校生徒の前で嘘の自白をした。