カメコが自分より20cm背の高いカメオの不正を疑ったのは,2人の目線の高さが同じになったからだというのだが,これはどういうことだろう?
転載元: 「背伸び」 作者: スクエア (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1579
「懐かしいなぁ。この階段上れば神社だったよな?よくそこで遊んだっけ。」
「そうだねー。じゃあさ,昔みたいにこの階段,グリコで勝負しない?」
「あー,そういやそんな事もやってたっけ。負けた方がジュースおごりな。」
「いいけど私がカメオに負けた記憶ってあんまりないんだけど。」
「昔のオレとは違うんだよ。」
「何それ。まぁカメオがいいなら早速。」
「「じゃーんけーん」」
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「パ・イ・ナ・ッ・プ・ル っと。これでやっとカメコに見下されることもなくなったワケだ。」
「目線の高さはね。って言ってもまだ1段差あるんだよ。 …1段差?」
「さっさと続きやろうぜ。じゃーんけーん…。」
「ちょっと待った。カメオ,段数ごまかしてない?」
「…何でそう思うの?」
「グリコで3段・パイナップルで6段・チョコレートで6段上れるんだよ。どうして『1段差』になるの?」
「…へぇ,賢くなったね。昔はぜんぜん気づかなかったのに。」
「あの時からズルしてたのかよ…。まぁカメオの負けず嫌いは昔からだったもんね。」
「昔はそうだったね。覚えてくれててありがとう。」
「褒めてないから。とにかく!さっさと2段降りる!」
「はいはい。すいませんでした。」
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「チ・ョ・コ・レ・ー・ト! で頂上着いたから私の逆転勝ちね!」
「ちぇー。あと3段で勝ちだったのになぁ。」
「じゃあ私オレンジジュースで。」
「了解でーす。そうそう,1つだけ言っときたいんだけど。」
「何?」
「さっき『カメオの負けず嫌いは昔からだったもんね』って言ってたけど,『昔のオレとは違う』からね?」
「だから,何?」
「いや,言いたかっただけ。」