カメオは超一流の狙撃手。嘘か真か狙った獲物は百発百中と、業界では恐れられる存在であった。
そんなカメオは今日もターゲットに照準を定めていたのだが、あることに気がついたために、狙撃を取り止めて、詳しくターゲットの調査をすることにした。
もしカメオが狙撃の成功を確信していなければ、狙撃を取り止めることはなかっただろう。
どういうことだろうか?
転載元: 「海の見える狙撃小屋」 作者: 由布院 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1566
ウミガメのスープ出題サイトにて。
「よっしゃあ、今日も正解はいただきだぜ!」
カメオは人並外れた発想力を持っていた。今日も問題を読むや否や、その灰色の脳細胞が瞬時に解を導き出す。
その答えに自信はあった。これは決まっただろうと思いつつ、キーボードで質問を打ち込んでいく。
しかし、ふとその手が止まった。カメオは問題文の後ろの注意書きに気が付いたのだ。
———元ネタがあります。
カメオは考える。
俺は元ネタを知らない。が、それを証明することはできない。
もし一発目からスナイプが成功してしまったら、周囲はどう思うだろうか?
もしかしたら、白い目で見られてしまうのではないだろうか?
そう考えたカメオは、
———男の職業は重要ですか?
と、ひとまず日和見をすることにしたのだった。