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希望の船出

[20の扉]

自分にはアウトドアがあるじゃないか。
そう思い出した今、男が後悔していることは何だろう?


出題者:
出題時間: 2018年5月24日 20:42
解決時間: 2018年5月24日 21:06
© 2018 人参 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「希望の船出」 作者: 人参 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1535
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【正解】
ロープを固く結びすぎたこと。
【解説】
もう一度、やり直してみようと思った。

自分には生きる価値なんてないと思っていた。
生きていて良かったことなんて一つもない、そう思っていた。
鬱蒼とした樹海に入り、ロープに手をかけた時、男は思い出した。

――俺にはアウトドアがあったんだ。
山に登った思い出、キャンプをした思い出。
楽しかった日々が走馬灯のように男の脳裡を駆け巡った。

この雄大な自然に比べれば、自分の悩みなんてちっぽけなものに思えた。

さあ、ロープなんて片付けてさっさと家に帰ろう。
......ん?
ほどけない......

アウトドアが趣味だった男は、ロープを結ぶ時、
ほどけないように一番固い結び方を選んだのだった。

なお、意志はロープほど固くなかったようだ。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy