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気難しい上司

[ウミガメのスープ]

スーパーかめやでアルバイト中のカメオは、ある棚の前で立ち尽くす少女を見つけた。
優しいカメオが声をかけてみると、どうやら棚の一番上の商品に手が届かず困っているようだ。
そこでカメオが手を貸してあげたところ、店長にこっぴどく叱られてしまった。どうしてだろう?


出題者:
出題時間: 2018年5月20日 21:45
解決時間: 2018年5月20日 21:56
© 2018 由布院 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「気難しい上司」 作者: 由布院 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1500
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カメオは昨夜もいつものように、かめやでバイトしていた。
この時間帯の主な仕事は、作ってから時間の経ったお惣菜などに値引きシールを貼ることだった。

その途中、カメオは困っている少女を見かけた。
「どうしたの?」と聞いてみると、
「あのシュークリームが欲しいのに、お金が足りないの……。」
そう言いながら、棚の一番上の段を指さす少女。

少女の所持金は300円。きっとなけなしのお小遣いなのだろう。
しかし、棚の最上段に鎮座する高級シュークリームは320円(税込)。確かに、これではわずかに手が届かない

ふと、カメオは自分の仕事を思い出した。
そう、このシュークリームに値引きシールを貼れば、値引率が最低の10%引シールでも、少女にも手の届く金額になるではないか。
そもそもこのシュークリームだって、あと数時間もすれば値引きの対象になるのだ。少しくらい早くたって大した問題ではあるまい。
そう考えたカメオは、棚の上からシュークリームを手に取り、10%引シールを貼って女の子に手渡すのだった。

その後、偶々レジを打っていた店長にあっさりとバレて、大目玉を食らったカメオだが、どこか満ち足りた顔をしていた。
カメオがクビになる日も近いかもしれない。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy