逆向きの椅子が一部分だけハッキリ見えたので、カメオは微笑ましくなった。
一体なぜ?
転載元: 「偉大なるイス」 作者: 明日原 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/1264
ここはカメオ宅の風呂場。息子のカメタと久しぶりのお風呂。
「おーいカメタ、次お前の髪洗うぞ…って」
「お父さん見て見て、カメタ上手に描けたんだ!」
そう言って鏡を指差すカメタ。
見ると、風呂場の曇った鏡にカメタが指で絵を描いたところだけ、はっきりと風呂用のイスが映っていた。
「そうか…上手にかけたな」
思えばカメタは今年でもう6歳。
1人で立てるし話せるし、絵だって描ける。
(6年前はあんなに小さかったのになあ)
カメタを見てしみじみと思うカメオ。
鏡の中では、絵のカメタとカメオが幸せそうに笑っていた。
【要約】
風呂場の曇った鏡に子供が指で絵を描いたところだけ、はっきりと風呂用のイスが映っていた。絵を描いたことに対して成長を感じ、微笑ましくなった。