海中の焼きそばパン濃度を測定できる機械が発明された。何故?
*Q1 kUmaさんのリサイクルです。
転載元: 「【パンますか?リサイクル】when it comes to love I'm going straight to Hell」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10290
*なんとしてでも居場所を突き止めたい、愛しの彼女はマーメイド。そして、その大好物は焼きそばパン。海の中で焼きそばパンが集まっている所が分かれば、そこに彼女がいるのでは。
王子は、どうしても彼女に逢いたかった。
一度だけ海辺で出会った人魚。
人間と人魚の恋には、良いイメージがないが、王子はなんとしてでも、彼女とハッピーエンドを迎えたい。
しかし彼女の居所すらわからない。
この広い大海原、どうやって探したらいいのか。砂浜で一人、王子は途方に暮れていた。
すると、そこにある男がやってきた。男は、海に数えきれないほどの焼きそばパンを投げ入れていた。
「君、何をしているんだ。海を汚すなんてこの不届者」
「はあ?違いますよ。頼まれたんです」
「誰にだ」
「人魚にです」
「人魚に、だと?」
「ええ、ある日海辺でお腹が空いていた人魚に焼きそばパンを分けてあげたんです。そうしたらとても美味しいと気に入ってしまったようで。人魚界で超バズってるんだそうです」
「はあ?」
「なので、時々買い漁っては多量に投下してるんです。まあお礼にものすごい良質な真珠とかサンゴをくれるんで、生活には困りません」
「人魚の好物が焼きそばパン…だと?」
好物が焼きそばパンとは、あまりに庶民的にすぎないか。
しかし、お返しまでもらっているということは、実際に人魚が好んで食べていることに間違いはないだろう。
ということは、海底に焼きそばパンが集まっている場所がわかれば、それが人魚の暮らす街の可能性が高い。
そこに行ったら、彼女に会えるかもしれない。
王子は、多量の研究費を注ぎ込んで、「海中焼きそばパン濃度」を測定する機械を開発することにした。
Love is blind.