男は覚悟とともに靴の中に紙を入れ、
しばらくして安堵とともにそれを取り出した。
状況を補完してください。
某所からの再出題(別名義ですが同一人物)です。
転載元: 「安堵のすゝめ」 作者: 裏庭🐓🐓2 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10045
男の乗っていた飛行機がトラブルに見舞われた。
激しく揺れる機内で男は残してきた家族への遺書をメモに書けるだけ書いた。
とりあえずどうにか書いたそれをスーツのポケットに仕舞おうとしたが、、
(もし自分が死ぬような事態になったとしてもせめて手紙は読める状態にしなければ)
と思った男は靴を脱ぎ遺書を入れてまた靴を履いた。
その直後にアナウンスが流れ男は衝撃に備えた体勢を取り、
―――――
機内は歓声に包まれた。
緊急着陸に成功したのだ。
男は靴の中から不要になった遺書を取り出した。
男が縁起でもない遺書を破り捨てようとして、
家族への素直な想いが書かれたそれを捨てられなかったのはまた別の話。
ちなみになぜ靴の中だったのかというと昔あった飛行機事故で一番大きかった遺体が靴を履いた足の部分だった、というWikipedia記事を出題者が参考にしたからです…