不運にも殺人現場に出くわしてしまったカメオ。
死体の背中にはナイフが刺さっており、苦悶の表情を湛える顔には血が飛び散っている。
カメオは現場の状況から、ウミオがこの被害者を殺害したのだろうと考えた。
しかし、はねた血の跡が死体についているのを見て、ウミオは犯人ではないかもしれないと考え直した。
では、カメオは一体誰が犯人であると推測しただろうか?
転載元: 「名探偵の血が騒ぐ」 作者: ぺてー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9700
A. ウミノ
カメオが発見した現場には、ウミオというダイイングメッセージが残されていた。
カメオは初め、この被害者はメッセージ通りウミオによって殺害されたのだろうと考えた。
しかし、オの二画目のはねが死体の指についていることに気がつき、その考えを改めた。
もし被害者が本当にウミオと書いたのであれば、最後に書く三画目のはらいが指に接していなければおかしい。
そのため、被害者は息絶える前にウミノと書き残しており、それに気づいた犯人が死体の指を使ってウミオに書き換えたと推測したのであった。
あるいは、被害者のオの書き順がとち狂っているだけかもしれない。