【動物ますか？オマージュ】you hunted me down like a wolf, a predator

この度、いわゆる「赤ずきん事件」について、狼側からの再審請求により、赤ずきんに登場する人食い動物は狼ではない、ということが立証されました。

争点となったのは、「人間、それも肉質のよくない老婆を、食べ物の豊富な時期にわざわざ食べるのか」ということです。

事件発生の時期は、赤ずきんが花を摘んで行ったことからもわかるように、哺乳類や鳥類、また魚類や果物・木の実などの豊富な時期であり、晩秋から冬の食料が減る時期ならともかく、わざわざ人間を襲うことはまずない、ということが調査により判明しました。
また、大半の狼は食に保守的であり、わざわざ日頃食べ付けない人間を食べようとはしないということが、狼消費者センターの調査でも明らかになりました。

今回の決定を受け、「凶暴で残忍な猛獣という狼のイメージを少しずつ払拭し、我々の知性ある姿を認めてもらうよう、これからも活動を続けたい」と狼団体の代表者は語っています。

＊童話の世界の話であるので、狼が人語を話したり人間のように振る舞ったりすることについては目を瞑ってください。