人間が全く来ない土地に1本の桜の木が生えている。絵や写真ではなく、実体のある正真正銘本物の桜の木である。ある日、その桜は満開だった。次の日、その桜の花は全て散っていた。さらにその次の日、その桜は再び満開だった。何故このようなことが起きたのだろうか?
*Q1おっさんのリサイクルです。
*アンフェア要素を含むおそれがあるため、新形式としていますが、基本は普通のウミガメ(YES/NOの質問に神目線で答える)と考えてください。
転載元: 「【桜ますか?リサイクル】【二物衝撃No.3】stretchin' and yawnin', another day ahead」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9493
*ここは「人間が全く来ない場所」である。
この問題の状況を見ているのは、そこに棲む「人ならざる者=神」であり、その体感する時間軸は人とは異なる。
なので,人間観点では、「神にとっての時間軸は人間と異なるから」であり、神目線では「毎朝きちんと起きられているから」になる。
私は、この聖なる山に棲む仙人だ。
人間はここを聖地,私のことを神と呼び、この門から内側に入ることを禁じているようだ。
そのおかげで、私も静かに暮らすことができるのだけれどね。
ところで、今から数ヶ月前(人間の数え方だと、数十年前というのだろうか?我々にとっての1日は、ちょうど君たちにとっての半年ぐらいのようだ)、ここで美しい桜の苗木を見つけた。
それからは、「毎日」この桜を見るのが楽しみになったよ。
ちょうど、2日に1回、朝起きる時間に満開になっているのが、また愛おしい。
人間にとっては,この桜も老朽化した古木、なのかもしれないね。
でも、この山では時間の経ち方も違うのだよ。
人間が誰一人この美しい桜を見られないのは残念だが、明日もまた桜を見られるのが楽しみだよ…ただ、最近私は少し眠りが浅くてね。
今日もこんな明け方の変な時間に目覚めてしまったので、君たちにこんなお喋りに付き合わせてしまうことになり、すまなかった。
ここで二度寝したら、寝坊して葉桜になってしまうかな。
それもまた一興というものか。