こちらを見つめるように微笑みを湛える、ラテナルド・ラ・ディンチの傑作『シン・ディ』の真贋を見極めるべく、険しい表情で絵画と対峙している鑑定士のカメオ。
鍛え抜かれた自慢の審美眼による調査の結果、贋作であることを示す不審な点は何一つ見当たらなかった。
この後、カメオは正真正銘本物である『シン・ディ』を、誤って贋作と判定してしまった。
一体なぜだろうか?
転載元: 「無知論証」 作者: ぺてー (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9481
A. 二択を外したため。
ある日、鑑定士であるカメオの元に二枚の絵画が送られてきた。
依頼主によると、本物の『シン・ディ』とレプリカの『シン・ディ』が混ざってしまったらしい。
カメオは早速、鍛え抜かれた自慢の審美眼で絵画の真贋を見極めようとしたが、贋作であることを示す不審な点は何一つ見当たらなかった。
カメオ「おいおい、このレプリカ精巧すぎるだろ…まあ、俺で分からないなら誰も分からないだろ。」
この後、カメオは勘で本物の『シン・ディ』を決めたのだが、科学技術が発展した後年に成分分析が行われたことで、カメオが『シン・ディ』を取り違えていたことが明らかになったのであった。