『Cらて』とある避暑地の噂話

2024年2月3日20時、徳島県海原市亀山町1-51-3にある金山オンボロ屋敷で、「タニグチさん」が徘徊していた、という噂がカメオの周りを駆け巡る。

「金山オンボロ屋敷」とは、莫大の富を築いた故・金山氏が建造した屋敷のことを指し、その朽ち果て具合から地元の人間たちはこのように名付けている。

「タニグチさん」とは、元金山氏の使用人で、やけに長い首をし、眼帯をつけ、包丁を持った老人である。金山オンボロ屋敷を巡回しており見たものは殺されると言われている。

カメオは、2024年2月3日20時ちょうどその時、実際に金山オンボロ屋敷で「タニグチさん」を目撃していたため、その噂をきっぱりと否定した。一体どういうことか。

金山氏がその莫大な富で建設した屋敷は全国各地にあり、今やその廃墟は「金山オンボロ屋敷問題」として社会問題となっている。
京都府山元市行燈町4-3にある金山オンボロ屋敷で、ちょうど噂の時間に巡回中の「タニグチさん」と目が合い逃げ帰ったカメオは、「俺はこの目で見たんだから間違いない」と彼が徳島にいたというその噂をきっぱりと否定したのだった。