亀山泰山、非業の一生を送った彼が100年前に書いた明治時代を舞台とした「小説」亀山日記
自他ともに認める日本一の目利きである古美術商の羅手真之介はそれを見て恐怖してしまった。
安く仕入れて高く売るがモットーの彼が決して手放さず、生涯他人に見せることもしなかったという。
いったい何故だろうか?
転載元: 「ホラー小説」 作者: ピッグボス (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8858
時は明治、羅手真之介はその「小説」を見て恐怖した。
なぜ江戸時代に明治時代のことがこんなに詳しく書いてある?
小説という言葉自体もあの時代にはなかったものだ。
精巧に作られた偽書?それしか答えはないだろう・・・
だがそんな理性の言葉を目利きの本能と経験が受け入れない
これは間違いなく江戸時代に書かれた書物である、と!
羅手真之介はこの不条理を頭でも感情でも処理することができず。
その本を蔵の奥深くに封じ関わらないことで折り合いをつけて以後の人生を送ったという