夏休みの宿題で出された読書感想文を完成させたカメオは、「お」と書かれている箇所を全て「を」に書き換えた。
そうすることで誤った日本語になることは重々承知していたのだが、いったい何故?
No.2 つむじ風商会の問題文のリサイクルです。
転載元: 「【くっつきますか?リサイクル】昭和21年内閣告示第33号の遺産」 作者: つむじ風商会 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8813
孤児院で育ったカメオは、ある夫婦に養子として迎え入れられた。
宿題の課題図書は親子愛をテーマとした物語であり、読書感想文でも自分の家族の話に触れざるを得なかった。しかしカメオは自身を受け入れてくれた夫婦をまだ自分の両親として認めることができなかった。そこでカメオはささやかな反発を目的として、「お父さん・お母さん」と書くべきところを「を父さん・を母さん」に書き換えたのであった。
※補足
実際に文章を書いてみると分かりやすいのですが、「お」は「思う」「面白い」などのように漢字に吸収されやすく、平仮名のまま残った「お」は接頭辞として用いられるケースが多いです。このことを踏まえて、カメオは漢字を多く書くことのできる小学校高学年以上の設定です。