都会のとあるビル内に、正面以外が黒い布で覆われたブースが1つ設置されていた。ブースの外側には「100%当たる占い」という文字がでかでかと書かれた怪しげな看板が立ててある。今、そこに1人の会社員風の男が入っていった。ブースの中には黒いローブを目深に被った怪しげな1人の女。
女「いらっしゃい。100%当たる占いの館にようこそ」
男「すみません。占いを御願いしたいんですけど」
女「ふむ。何を占おうかの?」
男「最近仕事が上手く行かなくて困っているんです。何をやっても失敗、上司にも怒鳴られてばかりで。どうすれば良いでしょう?」
女「ほほぅ、なるほど。それでは早速この魔法の水晶玉で占ってみようかの。水晶よ、この者の未来を映し給え……」
男「……ゴクッ」
女「ふむ。会議室でプレゼンをしているお主の姿が見える。少々緊張しておるようじゃな。お主なりに準備して臨んだようじゃが、お偉方からの厳しい質問にアタフタしておるのが見えるわ。予算、企画内容、スケジュールと、多方面から集中砲火。大ピンチじゃのう。ん?こ、これは!………………むぅ。水晶占いはやめて、手相占いにしようか」
水晶玉を覗き込み驚いた表情をした後、唐突に占い方法の変更を提案した女。彼女は何故こんな提案をしたのだろうか?
2024年11月20日(水)22:00に出題期間終了の予定です。
転載元: 「水晶占いvs手相占い」 作者: TATATO (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10000
お笑いライブのため、占いをネタにしたコントを練習している芸人コンビの男女。ライブ本番を見据え、本番同様のセッティングをして通し稽古の最中である。しかし占い師役の女は台詞が長すぎて覚えられずにいた。
女「………………むぅ。水晶占いはやめて、手相占いにしようか」
男「え、何だよ急に」
女「だって台詞が長すぎて覚えらんないんだもん」
男「そんなん、手相占いでも同じだろ」
女「いや、手相占いならアンタの手のひらにペンで私の台詞を書いておけばコント中に読めるし」
男「あぁ、そういう魂胆か。まぁいいけどよ」
そうして手相占いネタに変更し、2人はお笑いライブの本番に臨んだのだが……。
女(げっ、コイツ緊張のせいで手汗がすごくてインクが滲んで読めない!)